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韓国GLドラマ・映画おすすめガイド【善意の競争・ユンヒへ・お嬢さん】

映画とウェブドラマが牽引する、韓国GLの現在地

2025年、『善意の競争』が韓国GLドラマとして異例の国際的ヒットを記録し、「韓国のGL作品をもっと観たい」という声が一気に高まりました。

ただ、韓国のGLはタイとは事情が大きく異なります。韓国の地上波テレビでGLが扱われることは極めて稀で、2011年にKBS2が放送した『クラブ・ビリティスの娘たち』が強い反発を受けたことはよく知られています。その結果、韓国のGLは地上波ではなく、映画祭で評価されるインディペンデント映画と、YouTube発のウェブドラマという2つの道で独自に発展してきました。数は多くないものの、映画の完成度は世界トップクラス——『お嬢さん』や『ユンヒへ』のような、映画史に残る作品がここから生まれています。

このガイドでは、sheFrameで「女性同士の恋愛が物語の中心である」と検証済みの韓国作品を、映画からウェブドラマまで紹介します。

sheFrameに掲載されている作品は、すべて「女性同士の恋愛が物語の中心である」ことを、MyDramaList・Wikipedia・MAL/AniList・Autostraddleなど複数の情報源で確認しています。サブプロットやほのめかしだけの作品は掲載していません。

『善意の競争』— 韓国GLの転換点

Girl's Dayのイ・ヘリ主演、チョン・スビン共演。ウェブトゥーン原作で、名門進学校を舞台に成績トップの2人の少女の危うい関係を描くサスペンスです。2025年2〜3月に韓国のU+モバイルTVで配信されると、日本ではU-NEXTが同時配信し、Huluのアジアドラマ1位、ABEMAとWatchaの韓国ドラマ1位を記録。Rakuten Vikiを通じて約190カ国に配信され、APAN Star Awardsベストカップル賞なども受賞しました。メジャースターが主演するGLドラマが国際的にヒットした、韓国GL史の転換点と言える作品です。

名作映画 — 韓国クィア映画の到達点

パク・チャヌク監督の『お嬢さん』はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、英国アカデミー賞(BAFTA)非英語作品賞を受賞。サラ・ウォーターズの小説『荊の城』を1930年代の朝鮮に翻案した本作は、世界のレズビアン映画ランキングの最上位常連です。『ユンヒへ』は北海道・小樽を舞台にした静謐な再会の物語で、第41回青龍映画賞の監督賞・脚本賞を受賞し、2022年に日本でも劇場公開されました。インディーズでは、全州国際映画祭グランプリの『Our Love Story』、そして1999年に韓国商業映画として最初期にレズビアンの関係を正面から描いた『Memento Mori』(「女校怪談」シリーズ第2作)が重要作です。

近年の注目映画

『Heavy Snow』は、いまや世界的スターとなったハン・ソヒの実質的なデビュー作(2019年撮影)。全州国際映画祭でプレミア上映され、ロンドンのBFI Flareにも招待されました。『娘について』は、亜紀書房から邦訳も出ているキム・ヘジンの受賞小説の映画化で、同性パートナーと暮らす娘と母の関係を描きます。韓国のクィア映画は日本での配信が限られる作品も多いですが、映画祭や特集上映で上映される機会があるので、各作品ページをチェックしてみてください。

YouTubeウェブドラマ — 韓国GLのもうひとつの主戦場

地上波の制約を受けない場所で、韓国GLはYouTubeを中心に独自の生態系を築いてきました。Sukfilmのオフィスロマンス『ONnOFF』は、日本でもABEMAが日本語字幕付きで独占配信した実績があり、報道によればシリーズ累計1,000万回以上再生され、シーズン3まで公開されています。『Out of Breath』『She Makes My Heart Flutter』『An Office Thing』を手がけるSOO NOT SUEも、GLウェブドラマを継続的に生み出している注目スタジオです。2015年の『Lily Fever』は、韓国レズビアンウェブドラマの初期の話題作として知られています。多くの作品が英語字幕付きでYouTube公開されており、気軽に入門できます。

短編映画

映画祭で上映される短編にも良作が揃っています。20分前後で観られるので、韓国インディーズの空気感にまず触れてみたい方はここから。

韓国GLは作品数こそ多くありませんが、映画の完成度とウェブドラマの熱量はアジア随一です。各作品ページでは、視聴できるプラットフォーム、ファンの評価、そしてネタバレなしの結末投票(💚ハッピー/💛ビタースウィート/💔トラジック)を確認できます。

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